2009年7月12日日曜日

個人的な裏方イメージ

「駄目だよあの子。もっと綺麗な子じゃないと新作のドレスは着せらんない」
ラフなスケッチの紙面が散らばる机に脚をあげ、煙草片手にさも嫌そうに女は眉目を曇らせた。
「ですが、」
「あのドレスに積んでる火器と装甲、どれだけの予算かけたと思ってる?今度の作戦はわたしの名前をあげるチャンスなの。モデルは最良のじゃないとイヤ」
女衒の言葉を遮ってエゴに満ち満ちた御口上。辺りには絢爛なドレス纏わせたトルソーが幾つも並び、机の上の紙面は製図とデザイン図。全て、今不機嫌に紫煙燻らす此の女の手になるもの。あの作品のどれか一つでも小国の歳費に相当するほどの金が動いて仕舞うのだから、彼女の多少の横柄はまかり通るのも仕方無い。
「ですが先日のあの娘、借金を返す為仕方なく志願してきたクチですから……」
云いそびれた先の続きを発すれば、わざとらしい憫笑ひとつ。
「ふぅん?そう?御気の毒さま。じゃ、二つほど旧い型のならあげても良いよ、30秒はもつでしょ?」
細く煙を吐き出しながら、女は今はエナメルの光沢を寄越す自らの爪に目を落とし、相手のことなど見もしない。そうしてまるで片手間のどうでも良さで、他者の生死を決定付ける。
「今度はもっとマシなの連れて来てよ。あれじゃ観客も取れないじゃない」
「すみません。埋め合わせは必ず……」
「そ?わたし、此の次はブロンドのが一人欲しいんだ。真っ赤な衣裳にしたいから、ほら、赤と金ってよく映えるでしょ――」



戦う背景:風俗イメージ。(←やりたくないけれど頑張らざるを得ない、少女であることの必然性、より)
・与えられる戦闘力はルックスで等級付け。
・前金+勝つ毎の賞金。
∵観客は戦いにクオリティを求めますが、勝つことに何らかのメリットが無い限りパフォーマーは戦い(サービス)に手抜きをすると思うのです。
 ex.>自殺、楽な死に方etc. (どうせ死ぬなら早く死にたいし綺麗に死にたいと思います)

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